2011年11月アーカイブ

マイコプラズマ肺炎が全国的に流行しています。

マイコプラズマ肺炎急増 愛知は全国平均の3倍

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    マイコプラズマ肺炎の基幹定点あたりの報告数

大方の細菌性肺炎は老人に多いのですが、マイコプラズマ肺炎の場合は小児から青年期の若い人々が罹りやすいのが特徴です。先日、一時入院していた愛子さまが「マイコプラズマ肺炎の可能性が高い」と報道されていました。愛子さまは9歳になるそうですが、ちょうどそのくらいの年齢のお子さん(6歳〜10歳くらい)にとくに多く見られます。

今まではマイコプラズマの治療としてはマクロライド系抗生物質が広く使われてきたのですが、今年流行しているのは大半がマクロライド高度耐性のマイコプラズマだということです。しかも、マクロライド系のなかで主流であったクラリスロマイシンだけでなく、比較的最近に登場したアジスロマイシンも含めた全てのマクロライド系抗生物質に耐性をもつということなので少々厄介です。

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幸いニューキノロン系抗生物質やミノサイクリンがマイコプラズマに対して抗菌力がありますので、これらを使って治療していくことは可能です。

ただニューキノロン系の場合は耐性菌が出現する可能性があるので本来はあまり多用はしたくないところです。またミノサイクリンの場合は8歳以下の小児には歯芽の着色などの副作用があるので使いにくいという欠点があります。

マイコプラズマだという確定診断が得られればこれらの薬剤も使いやすいのですが、私のような開業医の外来診療ではどうしても臨床症状から経験的に判断しての治療となります。

当分はあれこれ迷いながらの診療になりそうです。

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